タイプQC 平面穴交差 タップ 裏エッジ

スタートポイントの一例を下記に示します。(平面穴交差 タップ 裏エッジの例)

スタートポイントのXC座標は、端面穴の中心位置、Z座標はバリ取りを行う対象の端面座標にカッター先端を合わせた位置です。


平面穴交差 タップ 裏エッジの例



同梱されているプログラムの内容

タップ前 - 面取加工用プログラム:Pre

    • 抜け側面とタップ下穴との交差エッジに大きめの面取を行います。
    • 切削抵抗を緩和するため、切込みを3回に分けたプログラムとしています。

タップ後 - 面取り仕上げ加工用プログラム:Finish

    • タップ後に切込み量0.02mmの仕上げ加工を行います。
    • Preプログラムによる加工で2次バリが発生した際に使用します。

転造タップを使用する場合は、Preプログラムのみを使用する
転造タップ加工にFinishプログラムを使用すると内径が小さくなるため、カッターの首部が盛り上がった内径に干渉し、折損するおそれがあります。転造タップ加工にはFinishプログラムを使用しないでください。


プログラム組込の順序(基本順序)
  1. タップ下穴加工
  2. Preプログラムによるタップ前の面取り加工
  3. タップ加工
  4. Finishプログラムによるタップ後の面取り仕上げ加工


プログラム組込の順序(サイクルタイム短縮)
  1. タップ下穴加工

  2. Finishプログラムによる面取り加工

  3. タップ加工

Preプログラムを使用せずFinプログラムのみで加工する場合は、カッターがワークに接触し所定の面取り量となる位置までの加工量が大きくなるため、該当するブロックの送り速度を下げてください。それ以降は通常の送り速度に変更してください。