タイプF 傾斜面穴

スタートポイントの一例を下記に示します。(傾斜面穴の例)

スタートポイントは、XY座標はカッター挿入穴の中心位置、Z座標はカッター挿入穴の軸が傾斜面の上面位置(または下面位置)と交差する高さです。
アブソリュート指令のXEBECバリ取りプログラムは、各スタートポイントを加工原点として生成しています。


傾斜面穴の例

加工条件の設定

交差エッジの状態によっては、2次バリ発生の懸念があります。極力工具の突出しを短く、送り速度を初期条件の半分に設定し、小さい加工幅からお試しください。



プログラム上部の情報

データの冒頭にデータの情報を表示

データの情報
意味
(2D10.-T5.8-AR0-AA60.); 2D10:傾斜面にあいたカッター挿入穴径 Φ10mm
T5.8:カッター径 Φ5.8mm
AR0:Y軸に対する最大傾斜角の方向 0°
AA60:傾斜面の角度 +60°
(EDGE BREAK AMOUNT 0.30); 加工幅 0.30mm
(BACK EDGE); 抜け側平面(裏エッジ)  [ FRONT:入口側平面(表)エッジ ]
(INC); インクレメンタルデータ  [ ABS:アブソリュートデータ ]
(DOWN CUT); ダウンカット加工  [ UP CUT:アップカット ]