タイプK 直交交差穴 内径(カッター挿入穴>交差穴)

スタートポイントの一例を下記に示します。(同心公差・偏心交差内径の例)

スタートポイントの、XY座標はカッター挿入穴の中心位置、Z座標は交差穴の中心高さです。
アブソリュート指令のXEBECバリ取りプログラムは、各スタートポイントを加工原点として生成しています。


直交交差穴(カッター挿入穴>交差穴)内径の例

加工条件の設定

交差エッジの状態によっては、2次バリ発生の懸念があります。極力工具の突出しを短く、送りを基準条件の約50%に設定し、加工幅の小さいほうからお試しください。



プログラム上部の情報

データの冒頭にデータの情報を表示

データの情報
意味
(INNER-1D8.-2D20.-T5.8-AR90.-E3.) ; INNER:内径エッジ加工  [ OUTER:外径エッジ加工 ]
1D8:交差穴径 Φ8mm
2D20:カッター挿入長穴幅 Φ20mm
T5.8:カッター径 Φ5.8mm
AR90:交差穴の姿勢 90°
E3:偏心量 交差穴の軸に対し+3mm
(EDGE BREAK AMOUNT 0.30); 加工幅 0.30mm
(FRONT EDGE); 前面エッジ  [ REAR EDGE:後側エッジデータ ]
(INC) ; インクレメンタルデータ  [ ABS:アブソリュートデータ ]
(DOWN CUT); ダウンカット加工 [ UP CUT:アップカット ]