タイプD/E 斜め交差穴 (同心交差) 外径・内径

スタートポイントの一例を下記に示します。(斜め交差穴(同心交差穴)の例)

スタートポイントの、X・Y座標はカッター挿入穴の中心位置、Z座標はカッター挿入穴の軸と外径(もしくは公差穴)の稜線(赤線)が交差する位置です。
アブソリュート指令のXEBECバリ取りプログラムは、各スタートポイントを加工原点として生成しています。


斜め交差穴(同心交差穴)の例

加工条件の設定

交差エッジの状態によっては、2次バリ発生の懸念があります。極力工具の突出しを短く、送り速度を初期条件の半分に設定し、小さい加工幅からお試しください。



プログラム上部の情報

データの情報
意味
(INNER-1D20-2D10-T5.8-AR0-E0-AA60.); INNER:内径エッジ加工  [ OUTER:外径エッジ加工 ]
1D20:交差穴径 Φ20mm
2D10:カッター挿入穴径 Φ10mm
T5.8:カッター径 Φ5.8mm
AR0:交差穴の姿勢 0°
AA60:交差角度 +60°
E0:偏心量 交差穴軸に対し0mm
(EDGE BREAK AMOUNT 0.10); 加工幅 0.10mm
(UPPER EDGE); タイプD→上側エッジ  [ LOWER:タイプE→下側エッジ ]
(INC) ; インクレメンタルデータ  [ ABS:アブソリュートデータ ]
(DOWN CUT); ダウンカット加工  [ UP CUT:アップカット ]