タイプN 傾斜穴(偏心交差)内径前後(カッター挿入穴>交差穴)

スタートポイントの一例を下記に示します。(傾斜穴(偏心交差穴)の例)

スタートポイントのX・Y座標はカッター挿入穴の中心位置、Z座標はカッター挿入穴と交差穴のそれぞれの中心軸が交差する高さです。
アブソリュート指令のXEBECバリ取りプログラムは、各スタートポイントを加工原点として生成しています。


斜め交差穴(偏心交差穴)内径の例

  • 加工条件の設定
    交差エッジの状態によっては、2次バリ発生の懸念があります。極力工具の突出しを短く、送り速度を基準条件の約50%に設定し、小さい加工幅からお試しください。
  • 前側エッジ、後側エッジ
    交差穴の姿勢が0°以外のときの前側エッジと後側エッジの関係ついては、以下を参照してください。
    タイプK 直交交差穴 (交差穴の姿勢がX軸方向)(ar=90°/-90°)



プログラム上部の情報

データの冒頭にデータの情報を表示

データの情報
意味
(INNER-1D8-2D20-T5.8-AR0-E4.5-AA60.); INNER:内径エッジ加工
1D20:交差穴径 Φ8mm
2D10:カッター挿入穴径 Φ20mm
T5.8:カッター径 Φ5.8mm
AR0:交差穴の姿勢 0°
AA60:交差角度 +60°
E4.5:偏心量 交差穴軸に対し+4.5mm
(EDGE BREAK AMOUNT 0.10); 加工幅 0.10mm
(FRONT EDGE); 前面エッジ  [ REAR EDGE:後側エッジデータ ]
(INC) ; インクレメンタルデータ  [ ABS:アブソリュートデータ ]
(DOWN CUT); ダウンカット加工  [ UP CUT:アップカット ]