社員インタビュー03 Interview03

「とにかく売ればいい」が通用しない ジーベックでの「営業」の仕事

ジーベックでは、限られた人員で国内外の広い市場をカバーしています。ジーベックでの「営業」は、「自分が動いて売ること」以上に、「売れる仕組みややり方を作ること」を牽引する役割です。

さらに、結果を出すことと同じくらい、どのように考え、どのように取り組んだのかのプロセスを大事にしています。

前職との「営業スタイル」の違いを実感

ー入社1年目のことを教えてください。

 

大学卒業後に専門商社で5年営業を経験して、そのあと家業の呉服屋の経営を3年やっていました。

ジーベックに入社したのは31歳の時です。

 

海外営業未経験だったので、最初は、国内のお客さんをまわりながら、製品知識や技術を身に着けることになりました。

前職の専門商社での営業経験があったので、入社2ヶ月目にはひとりで商談に行きはじめました。

 

技術的にはわからないことも多かったので、上司や技術サポートのメンバーに聞きながら、技術提案をしていました。

3ヶ月目からは担当エリアも持たせてもらって、

「このエリアをどうやって攻めるか」とか「流通とどう関わるか」みたいなことも考え始めてましたね。

 

前任から引き継いだ案件もあったんですけど、自分で新しく作った案件も出始めて、

結果がちょっとずつ見えてきた時期で。楽しかったです。

 

ー業界未経験の人と比べると、早いスタートですね。

 

 

前職までの経験が活きる部分もありましたが、会社によってこうも違うのかと実感したこともあります。

営業は「とにかくモノが売れればいい」という会社も多いと思いますが、ジーベックはちがいますよね。

 

「入社して半年で年間売上の5%増やしました!」「結果が出てるじゃないですか」と言ったら、

社長から、「結果はいいね。それでお客さんから何を学んだ?どんな新しい切り口があった?」って聞かれるんです。

 

前職の商社は「とにかく何をしてもいいから売ってこい」みたいな世界だったので、

最初のころは、その違いにかなり戸惑いました。

 

ただ、毎週の営業会議で「このお客さんが、うちの製品をこんな面白い使い方してくれているんです!」と話すと、

みんなが驚いてくれる。

この頃の自分の仕事は、「売上を稼ぐ」ことと、「面白いものを見つけてくる」ことだと思っていました。

 

 

海外出張は「行くまで」が勝負

ー海外での仕事をするようになったのはいつからですか?

 

海外に行くようになったのは、入社半年くらいからです。

最初は、EMO(欧州の工作機械展示会)に連れて行ってもらいました。

 

国内の展示会だと、展示ブースでお客さんに対応するのが中心ですが、

海外の展示会では、現地の代理店との打ち合わせも多いです。

 

代理店と一緒に「ジーベックの製品をどう売るか」を相談したり、

各国の代理店を集めて、注力製品についてプレゼンしたりもしました。

製品プレゼンは英語で20分くらい話す予定だったので、展示会のだいぶ前から、会社で何十回と練習しました。

その時は、見かけた社長が「それだけやれば大丈夫じゃないの」と声かけてくれました。

僕が緊張して練習しているというのは、当時、出張前の風物詩でした。

 

 

そこからは、しばらく国内営業と海外営業を並行してやっていました。

その分業務量は多かったですが、楽しかったし、飽きなかったですね。

入社1年目の終わりころには、初めて、自分が担当者として企画して、スペインとフランスに行きました。

 

今もそうですが、ジーベックの海外出張は、「出張に行く」というより「出張を作る」という感じです。

このタイミングで出張に行って、ジーベックとして何をしたいのか、現地の代理店には何をしてほしいか。

出張の目的から、現地でやること、代理店とは何を話すか、

そういうことを社内や代理店の担当者と話しながら決めていきます。

それまでは、「行く」のが出張だと思っていたけど、「行くまで」が勝負だなというくらいです。

この時も、毎回緊張しながら準備をしていました。

 

 

 

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