ジーベックで活躍している社員には、共通する資質があります。

これらの資質が「事業」や「組織」においてどのように発揮されるのでしょうか。

 

ジーベックは、グローバルニッチ企業です。

当社が事業を展開する「バリ取り」の領域を専業で行う会社は、世界にも多くありません。

世界の人が目を向けない分野に注目し、業界の常識とは異なる新たなアプローチをします。

これまでも、「バリ取りの自動化」という新しいコンセプトを提示して啓蒙活動から始め、すこしずつ市場を作ってきました。

環境が整うのを待つのではなく、自分が環境を変えられると信じていて、

「どうしたらできるか」に自然と思考が行く、ということが社員に共通しています。

 

また、バリ取りは、金属加工という大きな分野の中のひとつの工程です。

バリ取りという分野自体が鶏口牛後でいうところの「牛」ではなく「鶏」です。

「牛」の分野と比べれば事業規模は小さいですが、

この分野では、世界中のどの企業にも負けない開発力と問題解決力を持つことを目指しています。

だからこそ私たちは、日本国内だけでなく、世界の企業とビジネスをすることができ、

関連メーカとも、専門家の立場で提案、対話、議論することができます。

 

このような環境で、人と違うところに注目していると、見える景色が違い、入ってくる情報が違います。

入ってくる情報が違えば、気づくことも捉え方も違ってきます。

捉え方が違えば、選択する戦略・行動が違います。戦略・行動が違えば、結果も違います。

ジーベックは、オンリーワンの商品やサービスを出し、

「なるほど、そういう切り口で考えるのか」と世界に刺激を与えられる存在でありたいと考えています。

そのためにも、人と違うこと、個性があることに誇りを持てる人の存在は貴重です。

 

社員にジーベックを選んだ理由を聞くと、

「大きな流れの一部分を担うのではなくて、自分が全体を見ながらリードできる」

「自分で考えて提案できる範囲が広く、いろいろ任せてもらえる」

「知恵を絞って課題解決をし、それが自分と会社の成長にもつながる、そういう働き方ができることが大事」

といった声がありました。

会社から何かを与えてもらうことよりも、自分が会社に対して影響を及ぼしていけることに、

より価値を置いている社員が多いかもしれません。

 

当社は、組織としても常に発展途上です。社員はいつも組織の成長のキワにいます。

社員の気づきや提案によって、組織はより良くなりつづけていますが、それでもなお、

足りないことはまだまだあります。

決まった仕組みがなかったり、一人ひとりの責任の範囲や境界線が曖昧だったり、

例外があったりすることもあります。

社内制度も、社員が新たなライフイベントに直面した時に、それにあわせて創ってきています。

そのような組織なので、社員自身が、会社の中でも自分で道を切り拓いていく必要が出てきます。

自分で道を作っていくことや、組織の不完全さを楽しめる人には、ジーベックは面白い環境です。

 

また、私たちは、「仕事かプライベートか」と分けるのではなく、

仕事もプライベートも相互に影響しあっている状態を楽しみたいと考えています。

一人ひとり仕事に取り組む動機や使命感は異なりますが、

「社会に、世界に、製造業に貢献したい」

「世界で活躍できるユニークな企業になって、日本企業を勇気づけたい」

「明るい未来を創りたい」など、仕事に対して熱い思いを持った社員が集まっています。

 

社是である”Enjoy life, Enjoy Working with XEBEC”の意図するところは、

「ワークライフハーモニー」です。

これはAmazonの創業者であるジェフ・ベゾス氏が提唱した言葉で、

日本では、徳川家康が「公私一如」という言葉で表現していました。

 

仕事をするのも自分。プライベートの時間を過ごしているのも同じ自分。

だから、仕事で学んだことをプライベートに活かし、プライベートでの経験や学びも仕事で活かす。

仕事もプライベートも、つながっているし、関連している。

トータルで自分の人生をより良くするために、仕事がある。

このように考えています。

 

仕事のためにプライベートをあきらめたり、ライフイベントのために仕事をあきらめたりしなくてもいいように、

できる限り柔軟な働き方ができるようにしています。

二者択一ではなく、両立を目指したい、というのが私たちの姿勢です。